食物調理科と総合ビジネス科で外部講師を招いた授業を実施
本日午前中、食物調理科3年生の総合調理実習の授業で、「築地すし好」から講師の先生をお招きして、握り寿司・巻物の作り方を教えていただくとともに、生徒たちが握り寿司・巻物の調理を体験しました。作った寿司は、鮪・鯛・烏賊・鯵・海老・玉子・鉄火巻の7種類です。鮪は先生が握ったものと自分自身が握ったものを食べ比べる体験も行われました。プロの先生の握り方には、全く無駄がなく、いかに早くおいしく握るか、お客さんが食べやすく、見た目も美しいかが追及されており、教え方も理詰めで大変わかりやすかったです。また、ネタごとに微妙に握り方が異なることなど、細かな配慮がされていることに、寿司は「日本の文化」と評されることに納得させられました。来校された講師の先生の中には、本校の卒業生も含まれており、本日の授業を受けた生徒からも、寿司職人を目指す者が出てくるかもしれません。
午後には、資生堂から講師の先生をお招きして、「誰もが自分らしく美しくいられる世界へ」と題した教材を提供していただき、総合ビジネス科3年生の生徒が、総合実践の授業等でグループワーク中心の取組を行いました。グループ内での発言も積極的に行われ、有意義な授業になったと思います。資生堂は世界の88か国で事業を展開しており、お互いの文化や価値観の違いを理解し合うことの大切さから、この教材を開発されたそうです。いただいた資料からは、「無意識の偏見や思い込み」は世界中で見られるものだが、その内容は国ごとで大きく異なることに気づかされます。また、社名にあやかって「SEE,SAY,DO.」(見る、言う、行う)の大切さに言及されたことにも納得させられました。
それぞれの道のプロの方から、直接指導を受けられるのが、本校の大きな魅力の1つです。今後も、生徒たちが様々なことを吸収し、職業選択や生き方に生かしていただきたいと考えています。本日、御来校いただいた講師の皆様、ありがとうございました。